一緒に汗をかく
#001
関係性を育むためなら、
遠慮はいらない。
例えば、イベントを開催するとき。準備や後片付けは、主催側がすべてやるべきだと思うかもしれない。けれども、参加者とのつながりを深めるなら、一緒にやったほうがいい。
文化祭の準備で、それまであまり話していなかった人ともつながっていくように、友だちとの仲が、さらに深まっていくように。
一緒につくり上げていくプロセスには、何か不思議な力がある。
それは単純作業でもいい。一緒にやると、ひとりでやるよりもずっとずっと早く終わる。自然と会話が生まれたりもする。一緒に汗をかくことで共有される爽快感や達成感が、人と人とをつなげていく。
遠慮深さと厚かましさの境界を見定めながら、勇気を出して、軽快に誘ってみよう。きっと一緒に、楽しんでくれるはず。