プロジェクトの始まり
「それはrenらしいか?」 対話からはじめたサイトリニューアル
社名変更にともない新たに構築することになったrenのコーポレートサイト。プロジェクトは、「どんなサイトにしようか」という対話から始まりました。理想や課題、新しくなるrenのサイトが、どんな人と、どんなふうに出会っていくのか。そのとき、見た人に何を感じ、何を持ち帰ってもらいたいのか。
自分たちのことを自分たちで考える——それは案外、いちばん難しい作業かもしれません。話し合いの中で、特に大切にしたのは次の視点です。
・サイトをメンバー全員が「自分たちのもの」としてとらえ、愛着を持ってもらうためには何ができるか
・ renに実際に会ったときの親しみや空気感を、どうすればWeb上で伝えられるか
・情報を「伝える」だけでなく、サイトの中でどう“つながりのデザイン”を体現するか
・アップデートしていく新しいrenのトーンとはどんなものか
対話をしていく中で、プロジェクトを前に進めたのが、「らしさを追求するには、ふつうを捨てる必要がある」という言葉でした。コーポレートサイトとはこうあるもの、という固定観念をいったん手放し、「それはrenらしいか?」を軸に、構想を広げていきました。

renのアプローチ
“つながりのデザイン”を、制作プロセスとサイトのあらゆるところに落とし込む
注力したことは、抽象的な「renらしさ」を言語化し、新しいサイトのありたい姿について、プロジェクトメンバー全員が共通認識をもてるようにすること。みっちり2ヶ月ほどの時間をかけて、プロジェクトメンバー内でありたい姿を練り上げていきました。そうして設定したありたい姿の方向性は、大きく3つです。
・サイトを訪れた方に、「renに相談してみたい、一緒になにかやってみたい」と思ってもらえること。
・サイトを訪れた方に、「renは味方でいてくれそう」と感じてもらえること。
・サイトを訪れた方が、「なんだか明日からの仕事を頑張れそうだ」と元気をもらえるようなサイトにすること。
ありたい姿をかなえるため、コンテンツの構成だけでなく、言葉の選び方、色やかたちといったデザインの細部にまで、丁寧に向き合いました。「renらしいシーン」をぎゅっと詰め込んだトップページの動画には、一緒に仕事をしている社外の方々や、地域の方々にも出演していただき、私たちの雰囲気や温度感が伝わるように工夫しています。

「“つながりのデザイン”的にプロジェクトを進めよう」と話し、プロセスに、できるだけ多くのメンバーが関わることができるようにしたことも大切なポイント。制作プロセスに関わることがサイトへの愛着を生むことにつながるだけでなく、“つながりのデザイン”について思いを馳せる機会になると考えたためです。
ひと言で言えば、サイト制作を通じたインナーブランディング。撮影への参加、コンテンツの検討・ライティングなどを通して、renのすべてのメンバーがなにかしらの形でサイトリニューアルに携われるように関わりしろをつくりました。
メンバーそれぞれの特性を表すタグ付けやメンバーページの制作にあたっては、全社ミーティングの際にワークショップの時間を設け、対話をしました。「〇〇さんって、こういう感じだよね」「それ、すごくしっくりくる」。そんなやり取りを通して、一人ひとりが、自分自身やお互いの人柄、経験、スキルについて、立ち止まってを見つめ直し、理解を深める機会にもなりました。
サイトリリース後は、日々関わる社外の方々から、「〇〇さんの意外な一面を知りました!ぜひ、趣味の話をしたいです!」と言っていただけることもしばしば。メンバーのことを伝えるだけでなく、コミュニケーションを生む存在にもなっています。

また、リリース後に「このページ、いいですね」と好評をいただくことが多いのが「つながりのヒント」です。
これは、サイトを訪れた方へ、「来てくれてありがとう」の気持ちを込めたrenからのお裾分けのようなコンテンツ。社内の取り組みや仕事を通じてつながりについて日々実験している私たち。その試行錯誤の中で得た気づきや実践知を言語化したものです。これは正解ではなく、あくまでヒント。なのでちょっと抽象的に書いています。何を感じ取るかはその人次第。「ちょっと試してみようかな」「いいことを知れた」と感じてもらえたら嬉しいです。

プロジェクトを経て
みんなでつくったスタートライン
サイトが公開されたあと、見ていただいた方からは色々なお声をいただきました。「renらしさがあふれてますね!」「全ページ読んでしまいました」「こんな楽しい会社のサイトは初めてです」など、うれしい反響を多くいただいています。目指していたサイトのあり方が、しっかりと伝わっていることを実感しています。
振り返ってみると、この数カ月のプロジェクトは決して楽な道のりではありませんでした。社名変更に伴う膨大なタスクが同時進行する中、タイトなスケジュールで、プロジェクトメンバーも、そうでないメンバーも、全員でボールを拾い合い助け合いながら、なんとか公開にたどり着きました。忙しい中でも快く協力してくれたメンバー、動画や写真の出演にノリノリで参加してくださった地域の方々、renをよく理解してくれているカメラマンさんやエンジニアさんなどのパートナーの存在にも支えられ、つながりの意義や力を再確認する時間でもあったと思います。このプロジェクトを通して、renのメンバー自身が改めて「自分たちらしさ」とあらためて向き合い、理解を深める機会にもなりました。サイト制作をきっかけに、つながりを見つめ直し、内側にも外側にも、前向きな広がりを生んだプロジェクトだったと感じています。
サイトの完成は、あくまでスタートラインに立ったということ。つながりの力の実践と探求を続けるrenの姿を、これからどんどん発信していきます。
