つながりのヒント

わかり合えない前提に立つ

#009

相手のことを、100%理解することはできない。

話し合えば、相手を理解できるはず。相手にもわかってもらえるはず。そうと思い込むと、理想とのギャップが生じたときに、いらだちや落胆が生まれてしまう。でも、「わかり合えない前提」に立って話していけば、そのギャップを驚きや発見として受け止める余裕が生まれる。

相手のことを、100%理解することはできない。自分のことも、100%理解してもらうことはできない。だからこそ、少しでも理解し合おうとする姿勢で、丁寧に話を聞き、丁寧に考えを伝えることが大切。対話の質が高まれば、ギャップをどうしていくか、どう活かしていくかを考えられるようになる。

わかり合えたほうがいいと考えるのは、自然なこと。でも実は「わかり合えないほうが自然」だと考えておくほうが、うまくいくことが多い。見方をひとつ変えるだけで、人との関係性はうまく回り始める。

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