鎧は自分から脱ぐ
#007
弱いからこそ、協力が生まれる。
本当の信頼関係は、「弱さの共有」から生まれる。お互いに信頼し合える関係性を築くには、自分の失敗や悩み、葛藤を語り、弱さを見せていくことが必要だ。
強さだけを見せていると、相手から尊敬してもらうことはできるかもしれない。でもその一方で、「失敗は許されない」という空気を生み出し、知らず知らずのうちに、相手にも同じような強さを求めてしまう。
人は誰しも弱い。だからこそ人は、協力し合う。つまり弱さは、人間らしさの証ともいえる。
弱さを共有することは、決して恥ずかしいことではない。「私もあなたと同じ人間」という、大切なメッセージだ。
まずは自分から鎧を脱ぎ、弱さをさらけ出してみよう。その小さな勇気が、相手の心をほぐし、信頼を育むきっかけになる。